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BONA i-BOND
陶材焼付用コバルト・クロム合金使用のヒント

質問

1. 適合がきつい 2. フレームの表面処理方法 3. フレーム内部に横線状に黒いシワがあり除去しにくい 4. 陶材焼成後の酸化膜除去 (内面の表面処理 ) 5. ロー着するときローが流れない

ヒント

1. 適合がきつい

・真空攪拌機はリン酸塩系埋没材を充分撹拌する能力のある機種を使用し、混液比、撹拌時間を調節してください。
ファーネスの昇温スケジュール、温度をチェックしてください。
・APS リングレスで鋳造すると作業が楽です。
* リングレスシステムは内部が見えるため、最適場所にクラウン、スプルー位置を決定して埋没できます。
特に、アドバンスの方にお勧めします。
* 適合がきつくなるときは、. リングレスリングを使用すると改善することが多いです。
クラウンワックスフィトグレーは収縮が極めて少ないので、有効です。

リングレスリング  

APS リングレスリング

2. フレームの表面処理方法

・割り出し
鋳造後放冷し室温になった後、水中に浸漬した後、割り出します。こうすることで
粉塵がたたずクリーンな作業ができます。
サンドブラストします。

(注意) 水中で急冷は厳禁です!! クラスプが破折しやすくなったり、
ひずみの原因となります。

・スプルーカットは、ボナ®セパディスク、スプルーカットした後は、ボナ®パーフォディスクで平らにすると作業効率がよいです。

3. フレーム内部に横線状に黒いシワがあり除去しにくい

・シンタードダイヤモンドバー、カーバイドバー、
カーボランダムポイントでメタルフレームの調整をします。
・高純度の酸化アルミナ ボナロックス 250を3~4barでペンシルブラストして表面処理します。

4. 陶材焼成後の酸化膜除去 (内面の表面処理 )

・内面はボナロックス50でペンシルブラストします。
 このとき、マージン部をワックスで保護するとマージン部の保護をすることができます。
・陶材し下部のマージン部は保護のワックスをきれいに取り除いた後、ガラスビーズ50μでペンシルブラストした後、APSラバーポリッシャーのグリーンで研磨します。
(注意) この作業で研磨中発熱しすぎるとマージン部にチッピングが生じることがあります。

5. ロー着するときローが流れない

・フラックスはボナフラックスを使用してください。
 フラックスによってはローが流れません。
・トーチは細い炎でおこなうと、作業しやすいです。

高溶フラックス

1ボトル=80g order no.000158